付き合ってあげてもいいかな 7巻 レビュー:それぞれの道を歩む成長の物語

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作品概要

タイトル: 付き合ってあげてもいいかな
作者: たみふる
出版社: 小学館(裏サンデー女子部)
発売日: 2021年9月
巻数: 7巻 ※シリーズ全14巻完結

あらすじ

6巻で複雑に絡み合った関係性から、みわ冴子はそれぞれ自分なりの道を見つけようとしています。失恋の痛みを乗り越えようとするみわと、距離を置きつつも気にかけてしまう冴子。
二人の周りでは軽音サークルのメンバーたちもそれぞれの恋愛や人生と向き合っており、大学生活という青春の一瞬が丁寧に描かれていく第7巻です。

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見どころ

自立への第一歩を踏み出すみわ

これまで他者に依存しがちだったみわが、自分自身で立ち直ろうとする姿が描かれています。失恋の痛みや冴子への依存から脱却し、自分らしい生き方を見つけようとする過程は、多くの読者にとって共感できる成長物語となっています。みわの内面的な変化が細かく描写されており、キャラクターの深みが一層増しています。

冴子の複雑な心境と優しさ

距離を置こうとしながらも、みわのことが気になってしまう冴子の心境が巧妙に描かれています。完全に関係を断ち切ることはできないけれど、かといって元の関係に戻ることもできない微妙な立ち位置が、非常にリアルな人間関係として表現されています。冴子の根本的な優しさと複雑さが同時に描かれているのが印象的です。

サークル仲間たちの群像劇

軽音サークルのメンバーたちそれぞれの恋愛や人生の悩みが並行して描かれており、大学生という年代特有の青春群像劇としての魅力も増しています。みわと冴子だけでなく、周囲の人物たちの成長や変化も丁寧に描写されており、物語全体に厚みをもたらしています。

時間の経過と関係性の変化

時間が経つことで人間関係がどのように変化していくのかが、自然な形で描かれています。急激な変化ではなく、日常の積み重ねの中で少しずつ変わっていく関係性の描写は、作者の観察眼の鋭さを感じさせます。読者も登場人物たちと一緒に時間の流れを感じることができます。

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作者の特色・技法

たみふるさんの日常描写の技術が特に光る巻です。大きな事件や劇的な展開に頼ることなく、日常の小さな変化の積み重ねでキャラクターの成長を描く手法が見事です。また、複数の人物の視点を織り交ぜながら物語を進める群像劇としての構成力も向上しており、読者は様々な角度から物語を楽しむことができます。

ジャンルとしての評価

百合・ガールズラブジャンルにおいて、恋愛関係の後の成長期を描いた作品として独特の価値があります。激情的な恋愛だけでなく、その後の人間的な成長や関係性の変化を丁寧に追うことで、ジャンルに新しい奥行きを与えています。青春群像劇としての側面も強く、幅広い読者層にアピールする内容となっています。

総合評価

★★★★☆ 4/5

キャラクターの成長と関係性の変化を丁寧に描いた、完成度の高い巻です。劇的な展開よりも日常の積み重ねを重視した構成により、読者は登場人物たちの心境の変化を自然に受け入れることができます。恋愛漫画としてだけでなく、青春漫画としての魅力も兼ね備えた優れた内容です。

こんな人におすすめ

  • キャラクターの成長過程をじっくり楽しみたい方
  • 日常の中での関係性の変化に興味がある読者
  • 大学生の青春群像劇が好きな方
  • 恋愛後の人間的成長を描いた作品を求める方

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