付き合ってあげてもいいかな 1巻 レビュー:新感覚女子大生ガールズラブの決定版!

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作品概要

タイトル: 付き合ってあげてもいいかな
作者: たみふる
出版社: 小学館(裏サンデー女子部)
発売日: 2019年1月
巻数: 1巻 ※シリーズ全14巻完結

あらすじ

超モテるのに「好きな人と両想いになったことがない」パッと見いい女のみわ。大学入学を機に軽音サークルに入り、絶対友達にならないタイプだと思ったお調子者の冴子と急接近。二人とも偶然にも恋愛対象が女性だったことから、「せっかくだからあたしたち、付き合ってみない?」と軽音サークルの仲間たちと織りなすリアルな女子大生ガールズラブが始まります。

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見どころ

等身大のキャラクター設定が魅力的

主人公の犬塚みわは一見クールな美人ですが、実は恋愛に対して不器用で真面目すぎる一面を持つ複雑なキャラクターです。一方の猿渡冴子は明るくお調子者で、みわとは正反対の性格。この対照的な二人の関係性が、読者にとって非常にリアルで親しみやすく描かれています。どちらも完璧ではなく、等身大の大学生として描かれているため、感情移入しやすい作品となっています。

軽音サークルという身近な舞台設定

大学の軽音サークルという設定が秀逸です。バンド活動を通じて自然に距離を縮める二人の様子が丁寧に描かれており、青春らしい爽やかさと恋愛のドキドキが見事に融合されています。サークル仲間たちとの関係も含めて、大学生活のリアルな雰囲気が非常によく表現されています。

付き合い始めてからの初々しさ

多くの恋愛漫画では「付き合うまで」に重点が置かれがちですが、本作は付き合い始めてからの初々しい関係性に焦点を当てています。手をつなぐことすらドキドキする二人の様子や、些細なことでの喧嘩と仲直りなど、恋人同士の微妙な心理描写が見事に表現されています。

リアルな心理描写と会話

作者のたみふるさんの筆力が光るのは、キャラクターたちの内面描写です。恋愛に対する複雑な感情や、同性愛に対する迷いや喜びが、過度にドラマチックにならず自然体で描かれています。会話のテンポも良く、実際にこんな大学生がいそうだと思わせるリアリティがあります。

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作者の特色・技法

たみふるさんの絵柄は、美麗すぎず可愛らしすぎない絶妙なバランスを保っています。キャラクターの表情の変化が豊かで、特に微細な心の動きを表現する技術が優れています。コマ割りも読みやすく、テンポの良いストーリー展開を支えています。線の使い分けも巧みで、シリアスなシーンとコミカルなシーンの切り替えが自然です。

ジャンルとしての評価

百合・ガールズラブというジャンルにおいて、本作は王道を外しつつも新鮮さを提供する作品です。過度にドラマチックな展開を避け、日常的でリアルな恋愛関係を描いているため、ジャンル初心者にも読みやすくなっています。同時に、従来の百合作品にはない現代的な感覚も取り入れられており、新しいスタンダードを作り出しています。

総合評価

★★★★☆ 4/5

リアリティのある等身大の恋愛描写と、親しみやすいキャラクター設定が見事に融合した優秀な1巻です。百合・ガールズラブジャンルに新しい風を吹き込む作品として、多くの読者におすすめできます。続巻への期待も高まる、完成度の高いスタート巻となっています。

こんな人におすすめ

  • 大学生の等身大の恋愛を描いた作品が読みたい方
  • 百合・ガールズラブジャンルの入門作品を探している方
  • リアルな心理描写を重視する恋愛漫画好きの方
  • 軽音・バンド活動を扱った青春作品が好きな方

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