付き合ってあげてもいいかな 2巻 レビュー:恋人関係の深まりを繊細に描く

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作品概要

タイトル: 付き合ってあげてもいいかな
作者: たみふる
出版社: 小学館(裏サンデー女子部)
発売日: 2019年6月
巻数: 2巻 ※シリーズ全14巻完結

あらすじ

恋人同士となったみわ冴子の関係がさらに発展していく2巻。付き合い始めの初々しさから一歩進んで、より深い関係を築こうとする二人。
しかし、お互いの価値観や恋愛観の違いが少しずつ見えてきて、時には衝突することも。軽音サークルでの活動を通じて、恋人としての絆を深めながらも、それぞれが抱える複雑な感情と向き合っていく青春ガールズラブストーリーです。

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見どころ

より深まる二人の関係性描写

1巻では付き合い始めの初々しさが中心でしたが、2巻では二人の関係がより深いレベルへ進展します。身体的な親密さへの戸惑いや、精神的な結びつきを求める気持ちなど、恋人関係の自然な発展過程が丁寧に描かれています。特に、お互いをより深く理解したいという願望と、それに伴う不安感の表現が秀逸です。

キャラクターの内面の掘り下げ

みわの真面目で完璧主義的な性格と、冴子の自由奔放で楽観的な性格の対比がより鮮明になります。この性格の違いが恋愛関係において生み出す摩擦と調和が、非常にリアルに描かれています。二人それぞれの成長過程も見どころの一つで、読者は彼女たちの心の変化を追体験できます。

軽音サークル活動との絡み

バンド活動を通じた仲間との関係性も重要な要素として描かれています。恋人関係と友人関係のバランスを取りながら、大学生らしい群像劇が展開されます。音楽を通じて表現される感情や、サークル内での人間関係が、二人の恋愛にも影響を与える様子が巧みに描写されています。

恋愛の複雑さへの踏み込み

単純な恋愛漫画にありがちな「幸せな日常」だけでなく、恋人同士だからこそ生まれる複雑な感情も描かれています。相手を想うがゆえの不安や、自分の気持ちを上手く伝えられないもどかしさなど、リアルな恋愛の側面が丁寧に表現されています。

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作者の特色・技法

たみふるさんの絵柄の安定感が光る巻です。表情の変化による感情表現がさらに洗練され、特に微妙な心理状態を表す表情が印象的です。コマ間の「間」の取り方も上手く、読者が登場人物の感情に共感しやすい構成になっています。背景の描き込みも適度で、キャラクターの感情に集中できる画面作りがされています。

ジャンルとしての評価

百合・ガールズラブジャンルにおいて、表面的な甘さだけでなく恋愛の複雑さまで踏み込んだ作品として高く評価できます。同性同士の恋愛特有の悩みを扱いながらも、普遍的な恋愛の本質を捉えているため、幅広い読者層に響く内容となっています。ジャンルの成熟度を示す作品と言えるでしょう。

総合評価

★★★★☆ 4/5

1巻で築いた土台をさらに発展させ、恋愛関係の深化を見事に描いた続巻です。キャラクター描写の深みが増し、読者の感情移入度も高まります。恋愛漫画として王道を押さえながらも、独自の視点を失わない優秀な作品として、シリーズへの期待をさらに高める内容です。

こんな人におすすめ

  • 恋人関係の発展過程をじっくり楽しみたい方
  • 心理描写重視の恋愛作品を求める読者
  • 大学生の等身大の恋愛に共感したい方
  • 百合・ガールズラブの良質な作品を探している方

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